幾何学模様
欧米語表記:Geometric Pattern
直線によって構成される幾何学図形(三角形、四角形、五角形、星形など)を規則的に繰り返すことによって、平面を埋め尽くした模様。基本的にはコンパスと定規で描ける図形であり、最小単位を見いだすことによって、その構成方法が理解できる。イスラーム建築においては具象的な絵画を忌避したために、幾何学模様、植物模様(アラベスク)、文字模様が極度に発達したが、そのすべては幾何学を基本としている。ドーム等の球面に適応されることもあり、マムルーク朝後期には、幾何学模様を施したドームが好まれた。