本プロジェクトのメンバーは、イスラーム建築史、イスラーム初期史、マムルーク朝史などを専門とする歴史研究者です。今後、プロジェクトを発展させる上で、VR技術の専門家とのネットワークを築いていくことが課題の一つです。

熊倉 和歌子Wakako Kumakura

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・助教・
エジプト中近世史

歴史資料から得られるデータを可視化分析する方法やオープンサイエンスに関心があります。本プロジェクトでは、歴史学の成果の公開の方法と教育・研究への利用について考えています。

深見 奈緒子Naoko Fukami

日本学術振興会カイロ研究連絡センター・センター長・
イスラーム建築史
2019年度~

長くイスラーム教徒と関連する建築の歴史を紐解いてきました。ここ数年カイロに住み、その都市建築遺産に興味をもち、古地図と照合しながら昔の町の様子を読み解いています。

吉村 武典Takenori Yoshimura

大東文化大学、講師
2019年度~

中世アラブ・イスラーム史を専攻。カイロを中心に水利や都市の発展の過程をみることで、イスラーム社会の共生の問題を考えています。

亀谷 学Manabu Kameya

弘前大学人文社会科学部・講師・
中世中東史
2019年度~

狭い意味での専門は7–9世紀の初期イスラーム時代史となりますが、広く言語やメディアの垣根を超えて様々な史料の類型を接合・総合することで、中世中東の社会を再構築することを目指しています。

久保 亮輔Ryosuke Kubo

一橋大学大学院経済学研究科博士課程 (日本学術振興会特別研究員)・
前近代イスラム社会経済史
2019年度~

前近代イスラム史において経済社会を成り立たせていたのは何かという問いを長らく検討していますが、寄進(ワクフ)がその鍵を握ると考えています。本プロジェクトで紹介したような大規模な複合施設も、その建設と経営が寄進によって支えられていたのです。

モハメド・ソリマンMohamed Soliman

Advisor of the President of NRIAG for Heritage,
National Research Institute of Astronomy and Geophysics・
日本学術振興会外国人特別研究員
2019年度~

文化財保護や持続可能な発展を目指すという観点から、先進技術による文化遺産のデジタル化や、地域社会の中での知の実践や文化的意識の向上について関心を寄せています。

山田 弦太郎Gentaro Yamada

東海大学工学研究科建築土木工学専攻修士課程
2019年度~

単に「目で視る」空間体験にとどまらず、様々な情報・メタ情報を重ね合わせ、それらをリンクで結びつけることで、居ながらにして時間や距離の隔たりを超えた体験をできるのが、VRなどのデジタル・プラットフォームの魅力です。VR技術による、歴史的建造物の「生きた保存・資料化・発信」を通じ、遠い世界の歴史や空間を身近に感じられるようなコンテンツづくりのお手伝いを、建築を学ぶ立場からできればと思います。

撮影にあたっては、日本学術振興会カイロ研究連絡センターの馬淵昌江氏が撮影補助を、エジプト考古省のイハーブ・エルハティーブ氏が撮影地での交渉を引き受けてくださった。特に感謝の意を表したい。

PAGETOP