組子

欧米語表記:muntin

木製の矩形断面の小さな部品を様々な継手で組み合わせた透かし細工。全体は幾何学文様の構成となる。同じく木製透かし細工ながら、裏表の面は平らになる点は、ろくろ細工のマシュラビーヤとは異なる。カイロにおける組子技法は、マムルーク朝期にさかのぼる実例があるが、マシュラビーヤが普及し現在も使われているのに対し、組子細工は廃れてしまった。

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