食事用の椅子(ディナーテーブル?)
サイト内固有ID: A006
- 帰属
- スルターン・ナースィル・ムハンマド
- 場所
- エジプト
- 時代
- マムルーク朝期、14世紀(ヒジュラ暦8世紀)
- 素材
- 金と銀の象嵌が施された銅
- 所蔵場所
- イスラーム芸術博物館(エジプト)
- 所蔵番号
- 139
- 所蔵館解説
- 植物模様のアーチ状の両開き扉を伴い、植物模様や幾何学模様、図案、祈願文(祈りの言葉)とクルアーンの節によって装飾された六角形のテーブル。 テーブルの脚に取り付けられた6本の支柱には、「Muḥammad b. Sunqur al-Baghdādī al-Sanqarī」という銘があり、それはこの作品を作った職人の名を示す。また、ヒジュラ暦728/1327-8年の日付が刻まれている。 そして、数カ所に、スルターン・カラーウーンの名が刻まれている。このようなタイプのテーブルは、イスラーム美術の専門家の間で、一般的に「食卓」として知られるが、おそらくは、モスクでクルアーン用のテーブルとして 用いられていたか、もしくは、礼拝の場所を照らす燭台として用いられていたか、あるいは、化粧台として用いられていたと考えられる。
- 権利表示
- © Museum of Islamic Art
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