格間天井

欧米語表記:coffer ceiling 別称:格天井

天井を平滑面とするのではなく、四角形などの枠組みを反復・分割して凹凸をつけて構成する技法で、格間は突出する部分によって分割された凹んだ部分を指す。日本では仏教寺院内陣部や、二条城の大広間などの格の高い空間に使われる。また、ローマのパンテオンのようにドーム曲面に採用されることもある。中東のイスラーム建築においては、幾何学模様で格間を作ることもあり、より発達すると木製ムカルナスの天井となる。

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