ムイッズ通り

欧米語表記:Mu'izz street アラビア語転写表記:shāri' al-Mu'izz lil-Dīn Allāh

カイロ旧市街の北の門であるフトゥーフ門からアズハル通りに至るまで、カイロ旧市街を南北に貫く約1キロメートルの通り。この通りには、ファーティマ朝カリフの東宮殿・西宮殿と、その間に広がる中央広場があった。この広場は、「2つの王宮の間」という意味のアラビア語で「バイナル・カスライン」と呼ばれた。その後、ファーティマ朝王宮の跡地には、アイユーブ朝、マムルーク朝期を通じてスルターンや有力者によって多くの宗教施設が建設され、中央を南北に貫く通り(現在のムイッズ通りの一部)も整備されて、現在に至っている。

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