打ち抜き細工

欧米語表記:perforated work

板状(石やスタッコ)の部材を紋様状に打ち抜き、透過光によって装飾する技法またはその細工。カイロでは古くはイブン・トゥールーン・モスクの高窓層が知られ、さまざまな幾何学文様が用いられる。マムルーク朝期には、窓の内側に彩色豊かなステンドグラスをはめ込み、窓の外側に打ち抜き細工を用い、二重の模様の重なる複雑な装飾が好まれた。

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