スルターン・バイバルス2世(在位1309-10年)

欧米語表記:al-Muzaffar Baybars (Mamluk Sultan) アラビア語転写表記:al-Sulṭān al-Malik al-Muẓẓafar Rukn al-Dīn Baybars al-Jāshankīr

前期マムルーク朝第14代スルターン。カラーウーンのマムルーク出身のアミールで、カラーウーン息子のスルターン・ナースィル・ムハンマドの退位に伴ってスルターンに即位した。しかし、即位後は他のアミールとの権力闘争に追われ、さらに復権を果たしたナースィル・ムハンマドがシリアを制圧したことを契機に逃亡した。彼がカイロに建設したスーフィーの修道場である、バイバルスのハーンカーが有名である。

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