スルターン・ムアイヤド・シャイフ(在位1412–21年)

欧米語表記:al-Mu'ayyad Shaykh (Mamluk Sultan) アラビア語転写表記:al-Sulṭān al-Malik al-Mu'ayyad Abū al-Naṣr Shaykh al-Maḥmūdī

後期マムルーク朝第8代スルターン。スルターン・バルクークによって購入されたマムルーク出身で、バルクークの息子であるスルターン・ファラジュ治世期の1400年にシリアのトリポリ総督に任命され、以後12年間シリア各地の総督職を歴任した。その後、他のアミールと結託してファラジュに反旗を翻し、勝利を納め、最終的に自身がスルターンに即位した。治世中は、シリア、アナトリア南東部などでの反乱の発生、食糧不足や疫病の発生といった問題への対応に追われた。

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