ペンデンティブ・ヴォールト

欧米語表記:pendentive vault

曲面天井の一種。矩形の頂点に配された4本の柱に掛かる4つのアーチから連続的な球面としたものを指す。幾何学的には半球面に対して、半球を投影した円形に、内接する正方形を描き、正方形に垂直な面で切り取ったときにできる曲面となる。その際の切断面は半円アーチとなるので、その4つの頂点を結ぶと上部に縮小された円ができる。この作業によって、上部の円から4つの三角形状の曲面ができるため、ペンデンティブ(垂れ下がる三角形、逆三角形)技法と呼ばれる。

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