蛇紋岩

欧米語表記:serpentine

建築装飾に使われる濃緑色の石。緑色の地に蛇の模様のような縞模様(白色等)が入った石で、緑色の装飾石材として効果的で、イスタンブルのハギア・ソフィアの内装ではイベリア半島産の蛇紋岩が使われた。マムルーク朝では、色のついた石を組み合わせて装飾する技法が発展し、白大理石とともに、濃緑色の蛇紋岩、濃赤色のポーフィリー、黄色のオニキスなどが多用された。エジプトでも蛇紋岩を産出するが、輸入材や古代建築の転用材もある。

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